iPhone XS長期レビュー。iPhone XS/XRのおすすめの選び方。そして今購入するべきか考えてみた。

2018年の9月に正式発表されたiPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XR。iPhone X世代に完全に移行した初のシリーズ。最新iPhoneがバリエーションが増えるのはありがたい。でも、ユーザーからすると選択肢が多くなって分かりにくい。極論iPhone 5sまでの1モデル展開のほうがシンプルで分かりやすかったと思う。

iPhone Xで高価格化が進み、同時に発表されたiPhone 8/iPhone 8 Plusは、従来のiPhoneと比較してそこまで高価にならなかったことからも、まだ選びやすかった。でもiPhone XRはそこまで安くない。そうなるとやはり選びにくい。

自分自身、2018年9月にiPhone XS Maxを購入し、そして2019年の4月にiPhone XSを購入した。決して機種変更ではなく、両方の機種とも使っている。iPhone XS Maxを長期間使ってきて思うこと。そして選び方。また最新iPhoneが発表される直前のタイミングとなっている中、今iPhone XSシリーズやiPhone XRを購入するべきかまとめてみようと思う。



大きさを確認してみる。

「本体サイズ」から確認しようと思う。

本体サイズ 重さ
iPhone XS 143.6 x 70.9 x 7.7 mm 177g
iPhone XR 150.9 x 75.7 x 8.3 mm 194g
iPhone XS Max 157.5 x 77.4 x 7.7 mm 208g

3機種はディスプレイサイズが異なることからも、もちろん本体サイズも異なる。iPhone XS Maxの6.5インチが最も大きく、次に6.1インチのiPhone XS。そして5.8インチのiPhone XSとなっている。最新機種の中では、iPhone XSが小型モデルということになる。重さも一番軽いのがiPhone XSになる。そして一つ確認したいのがiPhone XRの本体の厚さ。iPhone XSとiPhone XS Maxが同じ厚さであるのに対して、iPhone XRだけ8.3mmと厚い。

厚さは持ちやすさにも直結する。なので少しでも持ちやすさを優先するのであれば、iPhone XRは除外するべきだ。そしてこの本体サイズから派生して考えなきゃいけないこと。それはディスプレイ/電池持ちである。

 

ディスプレイの詳細を確認しよう。

iPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XRの3機種のディスプレイスペックをまとめてみる。

iPhone XS iPhone XR iPhone XS Max
ディスプレイサイズ 5.8インチ 6.1インチ 6.5インチ
ディスプレイ OLED LCD OLED
表示解像度 2436×1125 1792×828 2688×1242
画素密度 459ppi 326ppi 458ppi

特にチェックしたいのは、まずiPhone XRのみが従来の機種と同じく液晶を採用していること。iPhoneを今まで使ってきたが、実際にディスプレイを見づらいと思ったことはない。だからこそ液晶を採用していても問題はない。ただ有機ELディスプレイを採用しているiPhone XSと比較すると、その差は歴然だ。一度有機ELディスプレイに慣れてしまうと、液晶にはなかなか戻りにくい。

なので予算があるのであれば、iPhone XSもしくはiPhone XS Maxが最有力になる。画素密度を確認すると、iPhone XRだけ極端に悪く感じる。とはいえこの3機種は共通してRetina Displayを採用している。Retinaは網膜という意味だ。AppleはRetinaの定義として300ppi以上としており、人間の目では300ppi以上は認識することができないとしている。逆に言えば、300ppi以上という条件を満たしていればいいと。

つまりiPhone XRでもAppleは十分に綺麗なディスプレイだとしている。画素密度、表示解像度と、Appleが求める基準を満たしていることになるが、結局どれを選べばいいのか。繰り返しになるが、大きな差は有機ELディスプレイを搭載しているかどうかだ。なのでぜひ有機ELディスプレイを搭載しているiPhone XSとiPhone XS Maxの良さを店頭で実感してほしい。

 

電池持ちを確認しよう。

ディスプレイを確認したが、合わせて確認したいのが電池持ちだと。本体サイズが大きければ大きいほど、搭載できるバッテリーにも必然的に大きくなる。ここで3機種のバッテリーサイズをまとめてみる。

iPhone XS iPhone XR iPhone XS Max
バッテリーサイズ 2659mAh 2942mAh 3179mAh
バッテリーテスト 72 78 79

Androidが4000mAh以上のバッテリーを搭載している中、iPhoneのバッテリーサイズは決して大きくない。バッテリーサイズ=電池持ちではないが、やはりバッテリーサイズが小さければ小さいほど電池持ちが悪くなることが多い。ちなみにAppleはiPhoneのバッテリーサイズを公表していない。判明しているバッテリーサイズは、iFixitなどが分解して判明している数値だ。

Appleは、iPhone XRがiPhone史上最も電池持ちがいいとしている。単純に考えればそうだ。液晶と有機ELディスプレイであれば、液晶のほうが電池持ちがいい。ここでAppleのホームページを確認しようと思う。各iPhoneの電池持ちについて以下のように記載している。

iPhone XS iPhone XR iPhone XS Max
連続通話時間 20時間 25時間 25時間
インターネット 12時間 15時間 13時間
ビデオ再生 14時間 16時間 15時間
オーディオ再生 60時間 65時間 65時間

バッテリーテストの結果では、iPhone XS Maxが一番いい。Appleの公式ホームページを確認すると、確かにiPhone XS MaxよりiPhone XRのほうが電池持ちがいいことを確認することができる。ただそこまでの大きな差があるとは言えない。だとすれば、iPhone XRが液晶を採用したことによるメリットの一つである電池持ちが大きなアドバンテージになっていないと判断することができる。

 

基本スペックを確認しよう。

次に基本スペックを確認しよう。個人的にはそこまで重要性を感じないRAM。そして多くの人が気にするROM。つまりストレージだ。

iPhone XS iPhone XR iPhone XS Max
RAM 4GB 3GB 4GB
ROM 64/25/512GB 64/128/256GB 64/25/512GB

RAMは、そこまで気にする必要ない。ソフト部分であるiOSとハード部分をAppleが一連で開発していることもあり最適化されている。なのでAndroidのようにRAM6GBも8GBも必要ない。iPhoneでその差を実感するとすれば、それこそベンチマークくらいだろう。ベンチマークを確認し、さらにそれを気にして使う人などほぼ皆無だろう。だからこそ気にする必要はない。

 

ストレージの選び方。

次にストレージを確認しよう。とはいっても、そもそも写真や動画をどれだけ保存できるのかピンとこないかもしれない。目安をまとめると以下のようになる。

ストレージ 64GB 256GB
写真(1枚1.25MB) 5万1200枚 20万4800枚
動画(FHD) 1066本 4266本
動画(4K) 160本 640本

動画に関して、1本あたり1分の動画で考えた場合になる。詳しくはこちらの記事を参照してほしい。とは言っても、写真や動画に全ての容量を使えるわけではない。アプリをダウンロードするだけでも容量は増える。そもそも絶対的に必要なiOSでも容量を占めている。なのであくまでも参考に。日本ではある統計においては、64GBが最も売れるとされている。

だからこそ、Androidに関しても、国内で発売されるモデルは64GBにカスタマイズされることが多い。iPhoneも一番の売れ筋は64GBモデルだ。今回の目安を参考にすれば、写真や動画をより使い、そして本体の保存したい人は大容量モデルを購入することをおすすめる。本体に保存することにこだわりがないのであれば、多くの人はiCloudと組み合わせて使えば、64GBで事足りるかと思う。

 

カメラを確認しよう。

カメラを確認しようと思う。簡単にその違いをまとめてみる。

iPhone XS/XS Max iPhone XR
カメラセンサー 2個 1個
光学式ズーム(カメラ) 2倍 非対応
デジタルズーム(カメラ) 10倍 5倍
ポートレートモード 5種類 3種類
光学式ズーム(ビデオ) 2倍 非対応
デジタルズーム(カメラ) 6倍 3倍

iPhone XSとiPhone XS Maxはデュアルレンズカメラを搭載している。一方でiPhone XRはシングルレンズカメラを搭載している。iPhone XSと比較してiPhone XRは望遠レンズを搭載していない。その差が顕著に出ているのがズームだ。なのでズームをより使う場合は、やはりiPhone XSがおすすめになる。

またポートレートモードにも差がある。エフェクトは5種類と、3種類となっているが、そこまで気にする必要性はない。iPhone XRはシングルレンズカメラを搭載しているからこそ、ポートレートモードで撮影できる被写体は人物のみとなっている。一方でiPhone XSとiPhone XS Maxは人物以外を被写体として撮影することができる。言い方が悪いかもしれないが、iPhone XRはソフトで強制的に対応させることで、半ば無理やりポートレートモードでの撮影を可能にしている。

 

どの機種を選ぶべきか。

ここまで簡単に見てきたが、ポイントだけをまとめると以下のようになる。

iPhone XS iPhone XR iPhone XS Max
持ちやすさ
電池持ち
カメラ

少なくとも端的に考えれば、iPhone XRを購入するメリットはそこまでない。iPhone XRの特徴としてあとは本体カラーが6色であることくらいだろうか。ただiPhone XSやiPhone XS Maxに採用されているスペースグレーやシルバーに近い、ホワイトやブラックを購入するメリットはあまりないように思える。強いて言うならブルーやコーラルなどiPhone XRの独自を選ぶべきだ。

 

本体価格を確認しよう。

Appleオンラインストアの現時点での価格をまとめると以下のようになる。

iPhone XS iPhone XR iPhone XS Max
64GB 11万2800円 8万4800円 12万4800円
128GB 9万800円
2566GB 12万9800円 10万1800円 14万1800円
512GB 15万2800円 × 16万4800円

すべての価格は税抜き価格となる。iPhone XRの価格は3機種の中では安い。ただ3機種の中で比較した場合の話であって、64GBという容量で比較した場合、iPhone XRと同等のスペックを搭載したAndroidのほうが安い。

 

キャリアモデルと比較してみよう。

今までのイメージだとドコモやau、ソフトバンクのキャリアモデルのほうが安く購入できるイメージがある。なので実際に比較してみよう。

iPhone XS(64GB) ドコモ au ソフトバンク
本体価格 12万8304円 12万8640円 13万6800円
月々支払 3564円×36回 2680円×48回 2850円×48回
実質負担金 8万5536円 7万3450円 6万8400円

単純な比較はできないが、ドコモのみが36回払。auとソフトバンクは48回払い。なので月々の支払いは、ドコモが一番高くなる。そして各キャリア共通で、2年間使用したら端末を返却した場合が実質負担金になる。実質負担金で考えると、ドコモが一番高く、ソフトバンクが一番安い。一方で、Appleオンラインストアにおいて、11万2800円(税込12万1824円)であり本体価格が一番安い。

Appleの下取りサービスを利用すると、現時点ではiPhone XSは対象となっていないが、iPhone Xを例に考えれば、5万8600円となっている。つまり半額近くは手元に戻る形になる。なのでiPhone XSでも6万円近くの下取りは期待できる。このことを考えると、1年という短期で使うことが前提であれば、SIMフリーがおすすめになり、2年であれば、ソフトバンクがおすすめになる。

 

実際に使ってみて。

iPhone XSとiPhone XS Maxを実際に使ってみて思うこと。まずiPhone XS Maxのほうが電池持ちがいいことを確認したが、体感としてはそこまで良くない。なので、電池持ちという観点だけでiPhone XSとiPhone XS Maxを選ぶのはおすすめしない。はっきりと言ってしまえば、どっちも電池持ちは良くない。

今まで、iPhone 7 Plusや、iPhone 8 Plusなどを使ってきたこともあり、iPhone Xの時はディスプレイサイズに満足できなかったが、その後にiPhone XS Maxを使ってみると、単に重い。特に純正ケースを装着すると、300gくらいになってしまう。正直これだけでストレスに感じる。個人的には、iPhone XS Maxまでのディスプレイサイズはいらない。となるとiPhone XSで十分だと思う。

iPhone XSは液晶を搭載しているにも関わらず、劇的に電池持ちがいいわけでもない。そして本体価格も決して安いわけではない。この点からも、最初から購入は一切考えていない。なので一番おすすめする機種は、iPhone XSの64GBモデルだ。本体サイズ、スペックに申し分がなく、本体価格も決して安いわけではないが、許容範囲であると思う。

 

今このタイミングで購入するべきか。

9月には新型iPhoneが発表される。発売日まで定かではないが、例年通りであれば9月下旬に発売される。そうなれば、旧世代となるiPhone XSやiPhone XRは値下げになる。総務省の指針通りに割引ができないのであれば、単純に本体価格が改定され、実質負担金は下がる。なので今購入を考えているのであれば、9月の発売まで待ちたいところだ。

ただ10月には消費税の増税も控えている。なので今年のiPhoneの発売時期次第だが、増税後であれば、損した感覚になってしまうだろう。だからこそ、新型iPhoneが正式発表されたら、各キャリアの動きは入念にチェックしよう。

 

via Apple



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