発売日に大きな影響も。iPhone XIやiPhone XI Maxの発売に日本が大きな影響を。

一部情報によれば、今年発表が予測されているiPhone XIとiPhone XI Maxは例年と異なり、9月下旬ではなく、10月中旬以降になると予測されている。この情報は、アメリカの大手キャリアであるVerizonの年間スケジュールにより判明したものである。2017年にiPhone Xが発表された時は、同時に発表されたiPhone 8とiPhone 8 Plusが9月下旬に発売を開始し、iPhone Xが11月に発売を開始した。iPhone Xの発売が遅れた理由はTrue Depth カメラの供給が原因だとされている。

2018年に発表された、iPhone XSとiPhone XS MaxはiPhone XRより先に発売を開始することで利益を確保するために、iPhone XRの発売を10月中旬にずらしたとされている。ただ2019年に限っては、どうもiPhone XRの後継機種が先に発売を開始し、iPhone XIとiPhone XI Maxの発売が後回しになる可能性が高い。もちろんその理由は判然としない。

一方で海外サイトであるPhone Arenaによると、Appleは有機ELディスプレイの供給問題から、iPhone XIとiPhone XI Maxを十分に供給できない可能性があることが判明したとしているので簡単にまとめたいと思う。



iPhoneの製造問題。

ついに先日終止符が打たれたHuaweiの経済制裁だが、アメリカへの報復として、中国政府は独自のエンティティリストを作成し、Appleを目の敵にしようとしていた。Appleは同社にとって主力製品であるiPhoneやiPadの生産を中国で行なっている。また前モデルはアメリカで生産していたMac Proでさえ、新型は中国で行うことが判明している。つまりAppleにとって、中国は自社製品を生産する上で、非常に重要な拠点である。

だからこそ、アメリカと中国の関係が悪化し、最悪iPhoneやiPadを中国で生産できなくなったことを想定し、Appleの最大のサプライヤーであるFoxconnは、最大で25%の生産能力をアメリカに工場を新設し移動させようと計画していたことが判明している。少なくとも25%分の生産能力があれば、アメリカ国内での需要に対応できるとFoxconnは明言している。

ただHuaweiの経済制裁が解除されたことで、この問題を心配する必要がなくなった。関税25%の問題も解決するとされている。つまり米中貿易摩擦による、生産問題や価格の改定の心配はなくなった。ただここでまた新たな問題が発生した。日韓関係の悪化だ。

 

日韓関係の悪化でディスプレイの供給に影響を。

今回の情報によると、日本は7月4日から、フッ素化ポリミド/レジスト/高純度フッ化水素(HF)の韓国への輸出を制限するとしている。これらの物質はディスプレイやチップを製造する上で必要なものだ。例えば、レジストは半導体の基板上に回路パターンを転写するために使用され、さらに高純度フッ化水素(HF)は、シリコンをエッチングさせるために使用される。

少なくともこれらの物質を韓国へ輸出する場合、日本政府の許可が必要になる。そしてフッ素化ポリミドに関しては、流通している90%以上が日本で生産している。ほぼ日本が独占的に生産していることになる。ここで問題になるのが、LGやSamsungなど、韓国の企業に大きな影響を与えるということだ。

 

Samsungはディスプレイのサプライヤー

周知の通り、iPhoneに採用されている有機ELディスプレイのサプライヤーはSamsungである。Appleとして原価コストが高いことからも、Samsungではなく、LGに生産の一部委託したいようだが、Appleの膨大な注文量をLGに捌くことができない。だからこそ、Samsungに頼るしかない状況だ。だがSamsungにしろLGにしろ韓国企業だ。

今回の輸出制限によって、Samsungは十分な量のディスプレイを供給できるなくなる可能性がある。2019年に発表されるiPhoneは3種類存在しており、その内2種類、つまりiPhone XIとiPhone XI Maxが有機ELディスプレイを採用すると予測されている。日韓関係の悪化で影響を受けるのはiPhone XIとiPhone XI Maxの2種類だと判断することができる。

iPhone XRの後継機種に関しては、液晶を採用しており、そのメインサプライヤーはジャパンディディスプレイであることからも、今回の輸出制限の影響は受けない。ただ問題となってくるのが、Appleは、Samsung以外のサプライヤーを見つけることがほぼ不可能だとされている。先ほども記述したが、LGも同じく輸出制限の影響を受け、ジャパンディスプレイに関しては、有機ELディスプレイの量と質をSamsungのように供給することができない。

つまりこのままでは、今回の輸出制限の影響を避けることができず、国内でも人気が高いiPhoneの供給に大きな影響が出ると判断することができる。iPhoneには日本製の多くの部品が採用されている。つまり今回のフッ素化ポリミド/レジスト/高純度フッ化水素(HF)のみならず、その他のサプライヤーにも影響が出ると判断することができる。結局iPhoneを生産できないのであれば、部品メーカーは死活問題だ。

何か一つ問題が解決すると、また何か一つ問題が発生する。Appleにとって今年は非常に厳しい年になりそうだ。正直発売日に影響が出るまでには、どうにか日韓関係が少しでも改善してほしいところだ。それこそ、これで発売が遅れたり、極度の品薄になれば、世界中のユーザーからの日本のイメージが悪くなってしまう可能性もある。

via  Phone Arena/Cashkaro



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